遠い空の向こうに

詩集 ある世界主義者の憂鬱

曇天を白馬が駆け抜けて
あいつをなんとか掴めないものかと
煙草を一服
遠い空の向こうに

六月の雨が大きな虹を作った
いっそあいつを一掴みにと
手を伸ばした
遠い空の向こうに

入道雲に乗ってみたいな
あいつの上で日光浴だ
風呂につかりながら眺めてみる
遠い空の向こうに

あそこには何があるのか
きっと遊園地だ
早く行ってみたいな
遠い空の向こうに

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