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詩集 ある世界主義者の憂鬱

遠い空の向こうに

曇天を白馬が駆け抜けてあいつをなんとか掴めないものかと煙草を一服遠い空の向こうに 六月の雨が大きな虹を作ったいっそあいつ...
The Melancholy of a Worldist

The March

Come on, everyone! Did you hear the wake up call? Time to wa...
詩集 ある世界主義者の憂鬱

行進曲

さあ みなさん 起床合図のラッパが鳴りましたよ? お目覚めの時間です よい子のみなさんはしっかり わかっていらっしゃいま...
The Melancholy of a Worldist

The Howling Alarm

In the distance the alarm is howling This grating sound has ...
詩集 ある世界主義者の憂鬱

吠える警報機

遠くで警報機が吠えている この耳障りな音が収まったためしは ない 警報機の遠吠えが近づいてくる 虫が這いずるよりもゆっく...
The Melancholy of a Worldist

The Glass Fortress

You and I were looking at the glass fortress together I was ...
詩集 ある世界主義者の憂鬱

ガラスの要塞

君と僕は いっしょにながめていたんだ ガラスの要塞を 僕は うらやましかったんだ ガラスの要塞が あの中では みんなが楽...
The Melancholy of a Worldist

The Garden of Light

Behind the iron bars, a large flower of cherry blossoms bloo...
詩集 ある世界主義者の憂鬱

光の園

鉄格子の向こう側に桜の大輪が咲いているほの暗いスポットライトは踏みつけられた花びらを照らし出して作られた天国に虫たちも大...
ユニコーンの角

語りたくてしかたのないことだからむしろ沈黙する

放課後、帰る支度をしてい有栖川達也ありすがわ たつやの顔を、宇佐木眠兎うさぎ みんとは後ろ手にのぞき込んだ。 「ねえ、有...
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