日常

ユニコーンの角

語りたくてしかたのないことだからむしろ沈黙する

放課後、帰る支度をしてい有栖川達也ありすがわ たつやの顔を、宇佐木眠兎うさぎ みんとは後ろ手にのぞき込んだ。 「ねえ、有...
地獄のゆりかご

胃袋が破れないように

空腹先生ムシュー・ラペティのご降臨とあいなったアスタロト猊下げいかと僕は、ニスロク料理長が次々と運んでくる色とりどりの料...
地獄のゆりかご

ゆりかごに流星の降り注ぐ

万魔殿パンデモニウムの切り立った一角いっかくにあるテラスで、アスタロト猊下げいかはぼうっと遠くのほうを見つめていらっしゃ...
ユニコーンの角

君と僕だけの世界はなぜ存在しないのか

「世界はファンタジーなんだ」  窓辺の席で宇佐木眠兎うさぎ みんとがそうつぶやくと、かたわらに立っていた有栖川達也ありす...
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