群像劇

ユニコーンの角

語りたくてしかたのないことだからむしろ沈黙する

 放課後、帰る支度をしてい有栖川達也ありすがわ たつやの顔を、宇佐木眠兎うさぎ みんとは後ろ手にのぞき込んだ。 ...
ユニコーンの角

君と僕だけの世界はなぜ存在しないのか

「世界はファンタジーなんだ」  窓辺の席で宇佐木眠兎うさぎ みんとがそうつぶやくと、かたわらに立っていた有栖川達...
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました